ロードノイズ対策に、制振材は有効なのか。
各部へカルムーンシートを取り付けてみたが、そこで考察されたことは、制振材は補助的な物であるということ。
天井面、フロントドア前部において、その効果は確認できた。
しかし、本来は板厚を上げることこそ、ロードノイズには効果的である。
バルクヘッド、ストラット取り付け部、フロア面、このような部分で制振材は無効である。
板厚を上げる、これが一番である。
あとは、そもそも騒音を発しない。
音源がなければ、騒音も無いわけだ。
起こっている振動をどうにかしようという発想自体に無理がある。
車内で感じられるロードノイズを低減するには、制振材は必要ないかも知れない。
一番効果がある対策として、気密を上げること。
鋼板同士のつなぎ目をシールする。
次に、十分な厚みのある遮音材で包み込む。
20mmという様な十分な厚みのウレタンなどで、バルクヘッドからフロア全面を覆う。
色々とやってみた結論がこれだ。
これ以外に、これより効果の得られる対策は無い。
カーオーディオ専門店で、訳のわからない制震・吸音材を施工されても、その効果は抗がん剤並みにあやしい。
そもそも音を車内に入れないという方法が、一番なのである。